大人のむし歯「二次むし歯」とは?


こんにちは。札幌市中央区の電車通り歯科医院、 院長の細野です。

日差しは強くなってきましたが、まだまだ、空気は冷たいので、コロナ換気は辛いところです。

もうしばらくは我慢のところです。

大人が歯を失う原因の7割を占めているのが「歯周病」と「むし歯」です。

子供の頃むし歯で通院したことがある人は多いと思いますが、大人になってからのむし歯は昔治療をしたところが再度むし歯になってしまう二次むし歯」が多くなります。

二次むし歯とはどういうものか簡単に説明すると…

一度むし歯治療を受けた歯は大きく削られ、弱く細菌感染しやすい象牙質が露出しています。

そこに補綴物(つめものやかぶせもの)を装着して保護しているのですが、実はこの補綴物は永久的にむし歯から守ってくれるものではありません

  1. 補綴物と歯のわずかな隙間から細菌が入り込む
  2. 接着しているセメントが年月を経て溶け出して隙間ができる
  3. 補綴物自体の経年劣化

などの理由でまたむし歯になってしまうことがあります。これが「二次むし歯」です。

(特に保険適用で作成した補綴物の場合これらが起きやすくなります。)

では、子供の頃は「削ってつめる」で済んだむし歯が大人になるとどうして「歯を失う」ことになってしまうのでしょうか?

それは「二次むし歯である」ということに原因があります。

一度大きく削られているところに再度治療をするため、今度は神経まで達したむし歯になってしまっていることが多く、抜歯せざるを得ないことが多くなってしまうのです。


二次むし歯にさせないためには…

  • 毎日歯みがきやフロスなどでしっかりセルフケアをしましょう

歯と補綴物の間に歯垢(細菌)を残さないように!

  • 二次むし歯になりにくい補綴物を選びましょう

プラスチックや銀歯の補綴物は保険治療が適用され、安価で済むことが利点ですが、その反面、隙間ができるなどの劣化が起きやすく、また歯垢がつきやすい素材です。

自費診療にはなりますが、セラミックなど隙間が出来にくく、歯垢がつきにくい素材もありますので、検討してみることもおすすめです。

  • 定期検診を受ける

二次むし歯は補綴物の下に隠れて見つけづらいもの。歯科医院で定期検診を受け、歯石やバイオフィルムなどの汚れを取り除くケアを受けるようにしましょう。

4月の医院からのお知らせ

診療スケジュールのご案内

カレンダー通りの通常診療となります。

 4月3日(土)は院長の通勤車両のタイヤ交換の予約を移動時間ギリギリに取ってしまったため、診療時間の延長なしです。なお、本州の人(自分もそうですが)は冬タイヤや冬靴の存在は知っている人も多いのですが、冬用ワイパーがある事を知っている人は少ないです。学会などでこの話は受けますので、雑知識としてお使いください。

医院からのお知らせ

相変わらず、新型コロナウイルスの蔓延が高止まり傾向です。日々の生活も飽きて疲れた感じもしますが罹らないのがいちばん良い事なので、予防対策はこれまでと同様に行なってください。

 予防対策に関連して、国の方針で決定の経過処置として、全国の医療機関で

4月1日~9月30日

まで「新型コロナウイルス感染予防加算」という項目ができ、恐らくほぼすべての医療機関で治療費に算定されると思われます。毎回の算定になりますが感染対策の消毒用品費、委託料に使用されますのでご寛容ください。額にして10円~20円くらいかと予想されます。

歯の着色汚れ

こんにちは。札幌市中央区の電車通り歯科医院、 院長の細野です。

本州で桜の開花宣言が進み、日本列島がピンク色に染まる季節が始まりました。札幌ではもう少し時間が必要ですが、今年は例年より早い開花のようです。コロナ禍ではありますが、感染防止のルールを守りつつ、少しでも桜を楽しめたらいいですね。

今はマスクで隠されている口元ですが、マスクを外してふと見る鏡の中の自分の歯の色が気になっている…という方はいませんか?

日本人は欧米人と比べてエナメル質(半透明)が薄く、その下にある象牙質の色(淡い黄色)が透けて見えやすいことから、黄ばんで見えやすい傾向があります。

世界各地域の大まかな歯の色は、アングロサクソン系は赤い色調(C2中心)、北欧系は灰色の色調(B2中心)、東洋系は黄色い色調(A3中心)、南アジア・アフリカ系は乳白色、南米はゴッチャという感じです。

また、もともとの歯の色とは別に、食品などによる着色汚れによるものもあります。

着色しやすい食品の一例

カレー、ソース、ケチャップ(トマトソース)、コーヒー、ポリフェノールを含むもの(紅茶、赤ワイン、チョコレート、ベリー類等)、緑茶、着色料を使用した食品、たばこ など

でも、着色が嫌だからといって、好物をガマンするなんてさみしいですよね。着色を防ぐちょっとしたコツをお伝えします。

  • 飲食前にまず水でお口の中を潤す。(口腔内が乾いた状態だと着色しやすい)
  • 飲み物はストローで飲む。
  • 摂取後、早めに口をゆすいだり、水を飲む。
  • 研磨剤の少ない歯磨き粉を使用する。(歯の表面に傷があるとそこから着色します)

たばこはお口のなかはもちろん身体にとって良いことは何もありません。できれば禁煙をおすすめします。

着色は初めのうちは「表面の汚れ」ですが、放っておくと徐々に側面(隣り合った歯と歯の間)に浸透していきます。こうなると汚れの除去が難しくなります。

歯の汚れを取る一番の方法は歯科でのクリーニングです。そもそも汚れの付着を予防する効果もありますので、定期的にお越しくださいね。

3月の医院からのお知らせ

診療スケジュールのご案内

3月はカレンダー通りの通常診療となる予定です。

院長は医療従事者のワクチン先行接種の実験台になる予定です。日程は決まっていませんが、平日に呼び出しがかかる可能性が高いため、突然の臨時休診が発生すると思われます。
その場合はご迷惑がかかるかもしれませんが、お許しください。

医院からのお知らせ

3月、4月は進級、進学でお子さんの患者さんの受診が多くなります。札幌のコロナ環境は改善傾向ですが、新種のコロナウイルスは年齢に関係なく、感染リスクが高いとの報告があります。

簡易ではありますが、受付時に体温検査をおこなっております。発熱がある場合、受診を控えていただいておりますので、ご協力をお願い致します

「受診控え」によるリスク

こんにちは。札幌市中央区の電車通り歯科医院、 院長の細野です。

立春も過ぎ、お花屋さんに並ぶ花は冬の花から春の花に徐々に変わって参りました。
まだまだ寒い日は続きますが、着実に近づきつつある春にわくわくしてきます。

昨年から引き続き外出自粛が続いていますが、最近よくニュースなどで取り上げられるようになったのは受診控え」による症状の悪化や発見の遅れです。

歯科も例外でありません。定期検診を受けていれば早期発見・治療できたはずのむし歯などが、受診を控えているうちに進行してしまうケースが増えています

お口の健康は全身の健康と関係しており、口腔内の細菌がお年寄りの大敵である肺炎を引き起こしたり、心疾患や脳疾患、糖尿病との関連性があることがわかっています。

口腔内の細菌は体内に取り込まれやすいため、毎日の歯磨きはもとより、歯垢・歯石の除去、舌の清掃も大切になります。

ちなみに…口腔内の細菌の数はこんなにたくさんあります!

歯がある人には300~400種類の細菌が存在し、
  • よく磨く人の口腔内細菌数      1000~2000億個
  • あまり磨かない人の口腔内細菌数   4000~6000億個
  • ほとんど磨かない人の口腔内細菌数  1兆個

歯に歯垢や歯石がついていませんか?少ししかついていないように見えても、実はこの中にも細菌はウヨウヨしています。

歯石の除去や歯周ポケットの中の清掃は歯科でないとできません。

お口の中をメンテナンスすることは、むし歯や歯周病のケアだけでなく、全身の健康、コロナウイルスをはじめとした感染症の対策にもなります。(舌の清掃は歯ブラシでゴシゴシこするのはNGです。正しい方法については担当スタッフにお尋ねくださいね。)

定期検診は「必要な受診です。「今はこんなご時世だから…」とむやみに控えるのはやめましょう。

スタッフ一同感染症対策をしっかり行い、お待ちしております。

2月の医院からのお知らせ

休診日のお知らせ

2月はカレンダー通りの通常診療になります。

天皇誕生日の祝日が移動して今月になりました。院長、長年の夢、6月の祝日は誕生しないのですかね!

医院からのお知らせ

2月27日(土) : ホワイトニングの勉強会参加予定
 新しいタイプのホワイトニング剤の探索に言ってまいります。問題はコロナ蔓延の影響で開催の可能性がかなり低い模様という事です。

 最近はウェブ回線の勉強会が主流になっておりますが、一度参加させていただきましたが、味気なく、面白くないので、時間の無駄に感じられてその後は不参加です。勉強好きではありませんが、ないと出たくなるのは人間の性(さが)でしょうか?

気になっていますか?!「知覚過敏」

こんにちは。札幌市中央区の電車通り歯科医院、 院長の細野です。

毎日寒く、乾燥した日が続きます。ご自身の健康はもちろん、火事などにも十分お気を付けください。

冬になると特に気になる人が増えるのが「知覚過敏」です。
冷たい水はもちろん、外気の冷たい風で急にしみる時があり、とてもイヤなものですよね。

これは、誤った歯磨きや歯ぎしり、歯周病などによって歯の摩耗や歯肉が下がり、本来エナメル質や歯肉の下に隠れているはずの象牙質が表面に露出してしまい、そこにある神経に刺激が加わることで起きる痛みです。

日頃、次のようなことに気を付けていると知覚過敏の予防になります。

歯磨き

歯ブラシは力を入れずに小刻みに動かし、優しく丁寧にみがきましょう。歯ブラシがあたって痛いから…と歯磨きを怠るとプラークが残り、知覚過敏の悪化、むし歯・歯周病等、さらに悪循環となってしまいます。

現代病のストレスに起因する歯ぎしり・食いしばり

歯科にご相談いただき、マウスピースを作ることをおすすめします。歯ぎしり・食いしばりの際の歯への負荷は体重の2~5倍と言われます。体重60キロの方は少なくとも120キロもの力が知らないうちにかかっていることになります!

歯の摩耗を防いでくれるだけでなく、マウスピースの厚みによって歯が浮き、歯や顎への負荷が軽くなり歯肉を下がりにくくする効果も期待できます

歯ぎしりに対するマウスピース作成は保険が適用されますので、お気軽にご相談ください。

すでに歯肉が下がって露出してしまった歯には歯科で状況に適した治療をすることも可能です。

もちろん、そもそも知覚過敏ではなく、むし歯だった…ということもありますので、気になる症状がありましたら歯科を受診するようにしてくださいね。

2021年の幕開け

こんにちは。札幌市中央区の電車通り歯科医院、院長の細野です。

恐らく今後の歴史に残るであろう2020年が終了致しました。
2019年の今頃、一年後の世界がこんな混沌とした状態になっているなんて、誰も想像していなかったですよね。

つらいこと、悲しいことが多かった昨年ですが、コロナ禍だったからこそ起きた良かったこともありました。

外出自粛の中、家族で過ごす時間が増えたこと。外出自粛解除後も引き続き在宅ワークとなり、以前よりもお子様との時間や趣味の時間を取れるようになった方も多いと思います。

家での食事が増え、健康的な食生活になったという話も聞きます。満員電車や渋滞が減ったり、地球規模で大気汚染が改善された、なんていうこともあったそうですね。図らずも、今までの生活を見つめ直す機会となったとも言えます。

昨年はいつもにも増してあっという間に過ぎ去って行った一年でした。本格的な冬を迎え、コロナも第3波が押し寄せているところです。クリスマス・忘年会などの自粛、新年会、年明けのあいさつ回りも自重してもう少し我慢が必要ですね!

今一度気持ちを引き締めて、みんな元気に新しい年を始めましょう。生活リズムが狂いがちな年末年始ですが、しっかり歯磨きしてくださいね!今年はみなさんが良い一年に感じられることを強く希望しています。

2021年1月の医院からのお知らせ

年末、年始の休診予定

12月29日(火)~1月5日(火) 

 年末年始のお休みをいただいております。仕事柄、コロナ感染の危険性もあり、職員もゆっくり休養してもらっています。(と院長は期待しているのですが)

1月6日(水)より通常診療開始

 コロナ環境で定期のお手入れを延期されている方も多々、いらっしゃるのでそろそろ来院も良いかと思います。可能な限り、万全の衛生環境でお待ちしております。

医院からのお知らせ

昨年1年はコロナ感染防止の1年でした。悪運が強いのか?日頃の衛生管理の賜物なのか、私をはじめ、職員一同、皆元気に仕事に当たる事ができました。近隣の学校、出入りの業者さん等、感染された方も見受けられ、患者さんの中にも濃厚接触者の疑いで自宅待機の処置を受けた方も見受けられました。

 現在の札幌の感染状況では、どこにいても感染の可能性は否定できません。残念ながら、行政に感染防御の処置の処置能力はほぼ「ゼロ」に等しいと思っております。

わたしを含め、他の医療機関の先生方も感染症は専門ではありませんが、日常生活を送るうえでの感染防止策のアドバイスはできるかと思います。通常の受診時に疑問に思う事など聞いてみるのはいかがでしょうか?当病院では、笑い話を交えながら、過度の緊張感を持つことなく、日常生活を送れるよう、お話させていただいております。

12月の医院からのお知らせ

年末、年始の休診予定

12月29日(火)~1月5日(火)

例年通り、この期間に休診させていただきます。なお、コロナ拡大の影響で、行政より休診期間の延長要請等がありましたら、変更の可能性もあります。

医院からのお知らせ

12月26日(土)

業者さんの入る清掃が予定されています。診療時間の延長はできません。コロナ環境で抗菌対応の清掃となります。

12月28日(月)

年内最終診療は10:00~13:00となります午後から、院内の大掃除となるため、人は居りますが、診療はできない状態となっております。
例年、この時間に飛び込みの方が来院されること、多々、ありますが、診療体制をとっていませんので、あしからず。