実は弱い子どもの歯。こうやって守りましょう!

こんにちは。札幌市中央区の電車通り歯科医院、院長の細野です。

乳歯や生えたての永久歯は、大人の歯よりも弱いのをご存知でしょうか?一般的に大人になるにつれ、少しずつ虫歯になりにくくなる傾向があります。

お子さんの歯はデリケートなので、大人と同じ対策をしていては、虫歯になってしまうことも少なくありません。今回は、お子さんの歯を守っていくための方法についてご紹介します。

≪乳歯や生えたての永久歯は虫歯リスクが高い≫
子どもの歯が大人の歯に比べて弱いのは、次のような理由からです。

1.乳歯は永久歯よりやわらかく、エナメル質が薄い
乳歯の歯の質は永久歯と比べるとやわらかく、また、一番硬い層であるエナメル質の厚さも永久歯の半分くらいしかありません。そのため、虫歯になりやすく、そして進行が速い傾向があります。

2.生えたての永久歯は質が未熟
生えたての永久歯は、大きくしっかりしているように見えますが、質がまだ完成しておらず、未熟な状態で、非常に虫歯になりやすい傾向があります。

≪お子さんの歯を守る方法≫

◆おやつのダラダラ食べをしないようにしましょう
虫歯ができてしまう1番の原因は、やはりなんといっても糖分の摂り過ぎ、摂り方です。虫歯は、虫歯菌が糖分を餌にして酸を作り、それが歯を溶かすことで起こります。お口の中に糖分が長く留まることのないように、おやつのダラダラ食べは控えましょう。

◆正しい歯磨きの習慣をつけましょう
食後の歯磨きの習慣も大事です。特に大事なのは、夜寝る前の歯磨き。眠っている間には唾液が減り、虫歯のリスクが一気に高まりますので、寝る前には必ず丁寧に磨く習慣をつけましょう。

また、子供のうちは一人ではなかなか器用にすみずみまで磨けないものです。そのため、できれば小学校高学年になるくらいまでは、1日に1回でもいいので、保護者の方が最後に仕上げ磨きをしてあげることをおすすめします。

定期検診と予防処置を受けましょう
定期検診を受けることで、虫歯ができても早めに対処ができ、進行をストップすることができます。そして、歯自体が弱い子供の時期には、歯を強くする効果のあるフッ素塗布、歯の溝から虫歯になるのを予防するシーラントを受けることで、虫歯を効果的に防ぐことができます。

一度虫歯になったところというのは、また虫歯ができやすくなります。
虫歯リスクの高い子どもの時期にしっかりと予防をしておくことで、その後も虫歯になりにくくすることができますので、お子さん歯のケアは特に丁寧に行うことが大事です。

 

 

10月の医院からのお知らせ

10月の診療スケジュール

10月11日(月) : 休診
  オリンピック反対の意思表示で本来のカレンダー通りの日程で動いています。

10月22日(金) : ワクチン接種休診
  遅ればせながら、職員にコロナワクチン接種のものがいるため、休診となります。

10月のお知らせ

北海道はコロナ環境が改善方向で良いのですが、唯一、札幌は今一歩という感じでまだまだ油断できません。

来年の春くらいまで、病院内は薬剤の噴霧を続ける予定です。しばらくは薬臭いのを我慢して貰う事になります。

むし歯になりやすいところ

こんにちは。札幌市中央区の電車通り歯科医院、院長の細野です。

                                            

急に、気温変化が起こり、朝、晩と寒い感じの秋の札幌です。

「食欲の秋」というのに、サンマは不良、イクラは粒が小さいくせに値段はたかい。なかなか外食も難しいご時世なので、できるなら秋ならではの食事を楽しみたいですね。

せっかく美味しい料理が並んでも歯が痛くて…ということでは楽しみが半減です。

「むし歯になりやすい場所」を意識しながら毎日しっかり歯磨きを行いましょう。

 

≪むし歯になりやすいところ≫

①奥歯の歯の溝

どうしても食べかすや歯垢が残りやすいところです。特に子供のはえたばかりの奥歯は溝が深いため、むし歯になりやすいのでしっかり仕上げ磨きをしてあげてください。

②歯と歯肉の境目

特に歯周病や加齢などで歯肉が下がり、歯の表面を守っている硬いエナメル質がない部分が露出していると、むし歯のリスクが上がります。

③歯と歯の間

歯ブラシが入りにくいので、汚れが取りにくい場所です。

④歯並びが乱れているところ

歯磨きが行き届きづらくなるため、汚れも残りやすくなります


歯ブラシ
だけでは6割程度しか汚れが落とせません。補助器具も使用してしっかり汚れを落としてあげましょう。補助器具を使うことで8割ほどまでアップすることができます。


・タフトブラシ 

普通の歯ブラシでは届かない、細かいところを磨くことができます。歯並びが良くない部分や汚れの残りやすい前歯の裏側のくぼんだ部分、背の低い歯を磨いたり、矯正装置を使っている方にもおすすめです。


・デンタルフロス、歯間ブラシ

フロスは歯間の狭いところに使用します。

歯間ブラシはSSS~Lなど、色々なサイズがあるので、自分にあったサイズを選びましょう。サイズが合っていないと歯肉を痛める原因となります。

 

せっかく毎日している歯磨きですから、効果的に行いましょう!

特に、夜寝る前の歯磨きをしっかり重点的にしてみてくださいね。

9月の医院からのお知らせ

9月の診療スケジュール

カレンダー通りの通常診療となります。

コロナ下での診療が続いております。
感染対策の一環として患者さん同士ができるだけ、被らないよう、予約時間をとっております。

やむを得ない事情で予約時間に間に合わない場合は、連絡いただければ幸いです時間調整が可能ならば、行いますし、無理な場合 予約変更をさせていただきます。

このご時世、患者さん同士がお互いに嫌な思いをしているのを見るのは、職員も居たたまれないし、みな ストレスが溜まるだけですから!

9月のお知らせ

9月3日(金) : レントゲン漏洩検査をおこないます。

 被爆しないよう6か月に1度行います。これまで、漏洩した事ないですが!

夢のような話ですが、コロナまき散らし漏洩検査なるものができてくれれば、世界中が幸せに日常生活を送れる日も近いとおもうのですが、難しいですね。残念!

唾液減っていませんか?

こんにちは。札幌市中央区の電車通り歯科医院、 院長の細野です。

今年の札幌はまだ暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
コロナ禍でマスクをつける生活が続き、息苦しさからいつの間にか口呼吸となり、口腔内が乾燥していることがあります。

お口の中が乾燥して良いことは何ひとつありません。唾液は私たちの健康に欠かせない役割をたくさん担っています。

唾液の量を保つ事が大切な理由には次のようなことがあります。

  • お口の中の食べかすなどを洗い流す自浄作用
  • 食べ物の味を感じる味覚作用(これは眉唾もので味覚はないと思います)
  • 食べ物の消化を助ける消化作用
  • お口の中の菌の増加を抑える抗菌作用
  • むし歯のリスクを減らす再石灰化作用
  • お口の中の粘膜を守る・修復する
  • 食べ物を飲み込みやすくする 
  • しゃべりやすくする(舌の動きを円滑にする)      等…

個人差はありますが、一日の唾液の分泌量は1~1.5Lほどです。
唾液の量を保つためにはこんなことに気を付けてみましょう

  • こまめに水分補給をする(利尿作用のあるコーヒーやお茶は不適)
  • よく噛んで食べる
  • 会話を楽しみ、口を動かす
  • 唾液腺マッサージをする 

 

唾液腺マッサージ

①耳下腺マッサージ


耳たぶのやや前側、上の奥歯あたりを指全体でやさしく押しながらマッサージします。5~10回繰り返しましょう。ちなみに回転させるのでなく、重力に逆らうように引き上げるマッサージををおこなうと筋肉をひきしめ、小顔になるエステ効果も期待できます。

 

 

②顎下腺マッサージ


あごの骨の内側に指をあて、耳下からあごの先までを優しくマッサージします。こちらも5~10回繰り返してください。こちらも重力に逆らうよう、引き上げマッサージでエステ効果ありです。

 

 

③舌下腺マッサージ


あごの先のとがった部分の内側を、下あごから舌を押し上げるように押します。自分で行う場合は、両手の親指を使うと良いでしょう。これを5~10回繰り返します。

 

むし歯で痛みがある、歯が抜けたままになっている、義歯が合わない・使うと痛い、などを放っておくと、「よく噛む・口を動かす」ことがしにくくなり、お口の中の環境に悪循環となります。

まずはお口の中の健康を保つことが大切ですね。もちろん、口呼吸以外にも唾液量が減る原因は他にもあります。気になる方はお気軽にご相談ください。

夏季休診のお知らせ

8月11日(水)~8月15日(日)まで、
山の日の祝日を含め、夏季休診とさせていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

8月の医院からのお知らせ

8月の診療スケジュール

8月7日(土)
休診

オリンピック女子マラソンのため、交通規制があり、職員全員が病院までたどり着けないので、休診します。
なお、患者さんにも同様な方がいらっしゃるので、致し方ありません。

8月9日(月)
通常診療

選手の皆さんには申し訳ありませんが、現コロナ下でのオリンピック反対派としてちっちゃな抵抗ですが、オリンピックカレンダーは無視します。

8月11日(水)~
8月15日(日)
夏季休暇

山の日の祝日を含め、職員の夏季休暇をいただきます。
8月19日(木)
健康診断を受診
 PCR検査ではなく、年1回の通常健康診断です。このため、診療時間の延長はできませんのであしからず。

8月のお知らせ

コロナと言えば、感染対策。自作のコロナ用薬剤をいれてブンブン回していた加湿器がいよいよ限界に近づいてきました。本来、薬剤の使用禁止のため、無理が祟ったのでしょう。可愛いデザインで気に入っていただけに残念です。

現在は生産していないため、同じタイプは手に入らないので、悲しいです。ここまで病院を守ってくれていた同士なので、最後まで見届けたいと思います。感謝!

動物たちのお口事情

こんにちは。札幌市中央区の電車通り歯科医院、 院長の細野です。

毎日暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
こう暑いと水辺で過ごす生き物たちはどんなに涼しいだろうと羨ましくなります。
そこで、水中や水辺で生きる生き物たちのお口事情を調べてみました。

サメ歯が2・3日ごとにどんどん入れ替わり、一生のうちで2万本以上生え変わるというのは結構よく知られた話ですね。抜群の切れ味を保ち、獲物を確実にしとめるためにはそれだけ頻繁な生え変わりが必要なのでしょうね。

カミツキガメの仲間であるワニガメの口の中には釣りの道具が備わっています。

なんとお口の中に疑似餌が…。ワニガメの舌にはミミズのような突起があり、口を大きく開けてそのミミズで魚をおびき寄せてとらえます。

口を開けているだけでエサが飛び込んでくるのですから、あとはパクッと閉じるだけ。こんな楽なことはないですね。

北極に住むセイウチ。上あごから伸びる立派な牙が特徴的ですね。大人のオスの牙は100cmほどまで伸びるそうですが、派過ぎて食事には使えません

では何に使うのかというと、ホッキョクグマオス同士の争い、氷や陸に上るときにピッケルのように使ったり、海底の砂に突き刺して前進するために使うこともあるのだとか。ちなみにエサは口元にもしゃもしゃに生やしたヒゲで海底の砂を漁って二貝類や甲殻類などを探し出して食べるそうですよ。

住む場所も違ければ獲物の捕らえ方も違う生き物たち。それぞれのお口が必要な形・役割へと進化しているのですね。私たちのお口に中にある歯も生きるため、食べるために非常に重要な役割をしています。毎日しっかりケアをして大切に守っていきましょう!

親知らず

こんにちは。
札幌市中央区の電車通り歯科医院、院長の細野です。

北海道以外は梅雨の真最中の日本列島。梅雨前線の影響は梅雨のない北海道でも気圧の乱高低をうけます。歯科には毎年この時期は親知らずむし歯の痛みを訴えて来院する方が増えます。この時期の気圧の変化、低気圧などが影響しているのですね。

それでなくても雨でジメジメして気分が鬱々とするのに、たまったものではないですね。

人間の歯は基本的には上下左右7本ずつ、計28本。プラス前歯から数えて8番目の歯である親知らずの4本で、これはもともとない方もいます。最近の10代以下の若者、子供たちは親知らある人の方が少なく感じられます。

まっすぐはえてちゃんと噛みあってくれれば良いのですが、そうなるのはまれです。親知らずのはえ方は大きく分けて3つのタイプになります。

上記②③のような場合が引き起こす悪影響は次のようなものが挙げられます。

  • ナナメ・横向きに生えることによって隣の歯を圧迫することによる痛み
  • 一部だけはえているとケアがしにくく、親知らずや手前の歯がむし歯や歯肉炎になりやすい。(手前の7番目の歯がむし歯になった場合、その場所によっては治療がしにくく、大きく削ることになったり、結果的に歯を失う場合も出てきます)
  • 顎関節症を引き起こす   など…
① まっすぐ完全にはえる
② ナナメを向いたり横を向いたりしながら一部だけ顔をだす
③ 完全に埋まったままはえてこない

よく「親知らずは必ず抜かなくちゃいけないの?」という質問がありますが、必ずしもそうではなく、「腫れや痛みが出た」「これから悪い影響が出てきそうだ」ということであれば抜いた方がいいでしょう。

もし運よく残せるケースであった場合は、大切な歯としてしっかりケアをしてあげましょう。将来、入れ歯のばねをかけたり、ブリッジの土台として使用したり、失ってしまった歯の代わりに移植できることもあります。

 

 

お口の中の状況は一人一人違い、さまざまなケースがあります。鏡を見て自己判断せず、ぜひ歯科医の診断を受けてくださいね。

7月の医院からのお知らせ

7月の診療スケジュール

7月はカレンダー通りの通常診療となります。

オリンピックの日程に合わせて、祝日を移動する予定はないものと思って印刷会社発行のカレンダー通りに通常診療になります。  

(19日は休診日22日・23日は診察日

7月のお知らせ

札幌のコロナ環境も漸く、下火に入りかけてきました。

コロナ患者の治療を行う、また一般診療を行うそれぞれの下々の医療現場の従事者は日々、感染対策を行いながら、診療を続けています。

安心してご自分の診療を受けてもらって心配ないと思います。