2021年 4月 の投稿一覧

5月の医院からのお知らせ

5月の診療スケジュール

5月はゴールデンウィークもありますが、カレンダー通りの通常診療となります。

コロナの関係で、「何が、ゴールデンウィークだ!」と感じますが、現実は受け入れましょう。

5月のお知らせ

連日のコロナ関連のニュースでウンザリだと思いますが、医療機関のため、1つだけ、お知らせです。

ウィルスの変異型が多くなって感染力、重症化率も年齢に関係なく、強くなってきています。

これまでの換気と薬液の清掃に加え、加湿器に薬液を入れて空気循環させる方法を行います。(現在、もう、既に行っています)

ウィルス専用の効果のある薬剤など販売しているわけもなく、薬学、細菌学に疎い院長が無い知恵を絞って調合した液を加湿循環させています。

気を付けたのは気管支や肌の弱い人に影響なく、また診療室が薬臭くなるのは、絶対に嫌だったので、ギリギリの効果濃度で行っております。

患者さんも匂いや違和感もないとの事でこの状態を保っていこうと思います。

来院中の時間だけでも、安全地帯になれたら、良いなと思います。

大人のむし歯「二次むし歯」とは?


こんにちは。札幌市中央区の電車通り歯科医院、 院長の細野です。

日差しは強くなってきましたが、まだまだ、空気は冷たいので、コロナ換気は辛いところです。

もうしばらくは我慢のところです。

大人が歯を失う原因の7割を占めているのが「歯周病」と「むし歯」です。

子供の頃むし歯で通院したことがある人は多いと思いますが、大人になってからのむし歯は昔治療をしたところが再度むし歯になってしまう二次むし歯」が多くなります。

二次むし歯とはどういうものか簡単に説明すると…

一度むし歯治療を受けた歯は大きく削られ、弱く細菌感染しやすい象牙質が露出しています。

そこに補綴物(つめものやかぶせもの)を装着して保護しているのですが、実はこの補綴物は永久的にむし歯から守ってくれるものではありません

  1. 補綴物と歯のわずかな隙間から細菌が入り込む
  2. 接着しているセメントが年月を経て溶け出して隙間ができる
  3. 補綴物自体の経年劣化

などの理由でまたむし歯になってしまうことがあります。これが「二次むし歯」です。

(特に保険適用で作成した補綴物の場合これらが起きやすくなります。)

では、子供の頃は「削ってつめる」で済んだむし歯が大人になるとどうして「歯を失う」ことになってしまうのでしょうか?

それは「二次むし歯である」ということに原因があります。

一度大きく削られているところに再度治療をするため、今度は神経まで達したむし歯になってしまっていることが多く、抜歯せざるを得ないことが多くなってしまうのです。


二次むし歯にさせないためには…

  • 毎日歯みがきやフロスなどでしっかりセルフケアをしましょう

歯と補綴物の間に歯垢(細菌)を残さないように!

  • 二次むし歯になりにくい補綴物を選びましょう

プラスチックや銀歯の補綴物は保険治療が適用され、安価で済むことが利点ですが、その反面、隙間ができるなどの劣化が起きやすく、また歯垢がつきやすい素材です。

自費診療にはなりますが、セラミックなど隙間が出来にくく、歯垢がつきにくい素材もありますので、検討してみることもおすすめです。

  • 定期検診を受ける

二次むし歯は補綴物の下に隠れて見つけづらいもの。歯科医院で定期検診を受け、歯石やバイオフィルムなどの汚れを取り除くケアを受けるようにしましょう。