2022年 2月 の投稿一覧

歯周病予防のカナメ『スケーリング』の豆知識

こんにちは。札幌市中央区の電車通り歯科医院、 院長の細野です。

この冬の大雪は近年にない、最悪の状態となりました。除雪も追いつかず、生活環境はズタズタにされてしまいました。

春の暖かさはいつ、やってくるのかと思わされるくらいですが、溶けない雪はないですから!

歯についた歯石を取ることを歯科用語で「スケーリング」と呼び、スケーラーという専用の道具を使って歯石を取ります。

スケーラーにも種類があり、ハンドスケーラーは鋭利なフック状の先端を使って手で1本ずつ丁寧に歯石を削り取って行きます。超音波スケーラーは水を歯に当て、超音波の振動で歯石を砕いて取り除いていきます。

 当医院では、レーザー装置を使用して無麻酔でも殺菌しながら、清掃を行う事も可能としています。

歯周病がある程度進んで歯の根っこと歯肉が剥がれて歯周ポケットができ、その中に付いてしまった歯石を取り除くことをスケーリング&ルートプレーニング(SRPと言います。

スケーリングを行い、歯垢などの細菌が浸透して汚れてしまった歯の根っこのセメント質を除去してツルツルに磨いて細菌が付着しにくい環境を作り、歯周ポケットになっている歯の根っこと歯肉がまた付着するよう促します。

 

SRP歯周病が進行して歯肉が炎症を起こしているところに行うので、どうしても出血しやすいですがそのあとは歯肉が引き締まって前より状態が良くなりますので安心してくださいね

また、スケーリング後は歯石が除去されて刺激に敏感になるため、知覚過敏のようになることがあります。これも一時的なものですので、収まるまでは優しく歯磨きをしたり、冷たいものを避けたりするようにしてください。

 

歯石は一度とってもいずれまたついてしまうものです。
重度の歯周病にまで進行すると歯肉を切開する手術を行う歯石除去が必要になることもあります
そうならないように定期的に歯科でスケーリングなどの治療を受け、歯周病の進行を押さえましょう。

3月の医院からのお知らせ

3月の診療スケジュール

 3月はカレンダー通りの通常診療になります。

札幌市内の除雪状態は最悪に近いので、連絡いただけば時間調整をして受診いただけるようにいたしますので、くれぐれも無理をしないよう安全にお越しください。

3月のお知らせ

コロナ感染は高止まり状況でまだまだ、先が見えません。大雪の影響で通院も大変な状況がおこっています。
そんな中、コロナ感染が起こって2年超、定期的に通院されていた方がコロナを怖がり、久しぶりに通院してくださったのですが、比較的安定した口腔内状態を保っていたはずが、「これは少しマズイぞ!」と思えるくらい口腔内状態の低下が見受けられました。

「しっかりと管理できていた人でも、油断すると状況は悪くなるのか」と改めて思い知らされる経験をしました。感染も怖いですが、口腔内状態の低下も怖いものです。定期的に予防治療を受けていただきたいと強く思います /p>