院長

ヌルヌルがツルツルに!

こんにちは。院長の細野です。

今年の札幌はこれまで経験した事がないくらい雪が少ないですね!
(とは言え、札幌在住30云年ですが)
ただ、雪が少ないと逆に寒さが増し、乾燥します。細菌やウィルスにとってこれ以上適切な環境はありません。

このような時期に、最悪の新型コロナウイルスの肺炎が発症してしまいました。某国の対応の遅れ、わが国の後手後手に回る、対策への行動。がっかり感が半端ないです。
亡くなった方々に哀悼を表し、せめて日本では感染はあっても、死亡する方はでないよう、願うばかりです。

ところで、お口の中の病気の多くが、実は感染症です。
みなさん歯がヌルヌルしていませんか?これは、歯についた「バイオフィルム」です。
このバイオフィルムは排水溝などにつくヌメリと同じもので、発生している細菌を守るバリヤーとなってしまいます。このバリヤーの中でむし歯菌や歯周病菌などが増殖し、お口の中の環境が悪化していきます。

しかし、バイオフィルムは普段の歯磨きで除去できるものではなく、また、特殊な治療法を除いて殺菌剤や抗生剤なども跳ね返してしまうような強固なものです。歯科で機械的な除去(PMTC)を行うしかありません。

PMTCでバイオフィルムの除去を行うとむし歯や歯周病の予防になるだけではなく、お口の中がサッパリし、歯もツルツル、口臭も軽減されて良いことづくめです。バイオフィルムは3~4カ月ほどのサイクルで出来るといわれます。どこかの国のように他人任せにせず、自分のお口の健康を守るためにぜひ定期的にお受けくださいね。

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます、院長の細野です。
昨年、皆様にお世話になり、感謝しております。本年も変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたします。

年末の大掃除もドタバタとすすめてしまいましたが、皆さんはいかがだったでしょうか?
毎年のことながら、どうして計画的に上手く行えないのかと思ってしまいます。

計画的に進めておきたい、というのは歯科治療でも同じことがいえます。
歯科治療は一度で済むものもあれば、数回のご来院が必要となるものもあります。

特に、

・結婚式までに歯を白くしたい!

・妊娠中の安定期に治療を受け、口腔内のケアをしておきたい!

・3月に引越しをするからそれまでに気になっているところを一通り治療しておきたい!

というような期日や期間が決まっている場合は、まずは一度ご相談いただき、無理のないスケジュールで、余裕をもって受診されることをおすすめいたします。

時の経つのは早いものです。昨年も多くの患者様にご来院いただき、色々なことを経験し、学ばせていただきました。大変お世話になり、誠にありがとうございました。当院職員一同、心より御礼申し上げます。

皆さま、どうぞ良いお年をお迎えするとともに、本年が素晴らしい年となりますように!

2020年1月の医院からのお知らせ

2020年1月・2月の診療スケジュールのご案内

1月6日(月)より、通常診療となります。
*日曜・祝日は休診となります。
*土曜日は10:00~14:00までの診療となります。

どうぞよろしくお願いいたします。

医院からのお知らせ

令和2年明けましておめでとうございます。本年も職員一同頑張って参りたいと思います。

病院の抱負といたしましては、「患者さんの希望に沿った治療を心掛けていきたい」と思います。また、これまで希望の多かった新しい治療技術も取り入れていきたいと考えております。

 本年もよろしくお願いいたします。

歯周病治療とインフルエンザの予防

こんにちは。院長の細野です。

いよいよ寒さも本格的になりましたが、みなさんいかがお過ごしですか?
今年は例年よりも早くインフルエンザの流行が始まったようですね。予防接種を早く受けなくちゃ…と焦っている方も多いのではないでしょうか。手洗いうがいも大切ですね!

インフルエンザの予防策として、歯周病治療(もちろんブラッシング指導ではない)を施すという論文がでてきました。

大学病院の入院患者や介護施設の入院患者さんに週1回の歯周病治療を行うことでその年のインフルエンザの罹患率が大幅に減少したという事が報告されています。お口の中、特に歯ぐき(口腔粘膜)に刺激を与えて細菌やウイルスに対する免疫力を上げて耐性させると理にかなった考え方です。

胡散臭い民間療法よりもずっと効果の期待できる方法なので、お試しの価値はあるかと思われます。が、この時期の札幌では通院中の寒さで逆に、風邪をひいては本末転倒なので、ご注意ください。

もちろん色々と対策をしていても、インフルエンザや風邪にかかってしまうことはありますよね。そんな時は周りにうつさないことが大切です。
「コンコン…」と咳が出始めた時に大切な、「咳エチケット」について記載しておきます。参考になさってくださいね。

(以下、厚生労働省HPより引用)
【咳エチケット】
◇咳・くしゃみが出るときは、他の人にうつさないためにマスクを着用する。マスクを持っていない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1m以上離れる。
◇鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐゴミ箱に捨て、手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗う。
◇咳をしている人にマスクの着用をお願いする。

適切なフッ素使用でむし歯予防を

こんにちは。院長の細野です。

札幌では、例年より、暖かい日が続き、過ごしやすくなっています。

外で元気に遊ぶ子どもたちの笑顔にも白い歯が光ります。

子どもの歯は大人に比べてむし歯になりやすいものです。

主な理由として

・乳歯や生えたての歯は大人に比べて歯質が弱い

・歯列がでこぼこして整っておらず、歯が磨きにくい

(特に永久歯で奥に生えてくる6歳臼歯は要注意です!)

などの他に、幼児は歯を磨くのを嫌がったり、学童期になると親の仕上げ磨きがなくなり、歯磨きが不十分になったりすることも要因になっているかと思います。

子どものむし歯予防で一番に思い浮かぶのは「フッ素塗布」という方が多いのではないでしょうか。フッ素塗布には歯のエナメル質強化、歯を溶かす酸に対する抵抗力アップ、溶け出した成分を戻す再石灰化を促す作用などがあります。ただし、あまり過信しないようにしてください。十分な清掃状態と定期的なフッ素塗布が行われてはじめて効果があると思われます。

最近は市販されている歯磨き剤のほとんどにフッ素が配合されています。

市販の歯磨き剤にはフッ素濃度100ppmほどのものから1,500ppmまで幅がありますが、年齢によって適切な濃度は異なりますので、ご注意ください

歯科医院での定期検診とフッ素塗布、ご家庭での適切なケアの併用でお子さまの歯の健康を守りましょう。ある程度大きなお子さんでも、しっかり歯磨きができているかたまにはチェックしてあげてください。もちろん、普段の食生活(ダラダラ食べをしない、甘いものの摂り過ぎなど)にもご注意くださいね。

秋の味覚は好きですか?

こんにちは。「立秋」も過ぎ、暦の上ではもう秋。札幌もお盆を過ぎたら、一気に涼しくなってきました。

(9月の第1週は暑さが戻ると予報) ということで、「秋」の話題です。

秋と聞くと「○○の秋」という言葉が浮かびますよね。

読書の秋、実りの秋、芸術の秋、紅葉の秋、運動の秋、などなどたくさんの楽しみがありますね。でも一番メジャーな「○○の秋」と言えば、やっぱり「食欲の秋」ですよね!

秋になると多くの食材が旬を迎えます。皆さんはどんな秋の味覚が好きですか?さんまや鮭などの魚介類。なしやかき、ぶどうなどの果物。れんこんやしいたけ、松茸などの野菜。お米も美味しいし、栗もありますね。秋に美味しいものを挙げるとキリがありません・・・。ただ、残念かな、今年のさんまや鮭は漁獲不良、かつ高くて、残念な味との漁港関係者の情報あり。

そんな秋の味覚を楽しむためには、お口の健康は欠かせませんよね。

8020推進財団の調査によると、20本以上の歯が残っている人は「食事がとてもおいしい」と答えているのに対して、11本以下しか残っていない人は「食事がおいしくない」と感じているそうです。

また、歯の本数によって食べられる食材も変わってきます。20本以上の歯があれば何でも噛んで美味しく食べることが出来ますが、例えば秋の味覚の「れんこん」。美味しく食べるためには6本から17本程度の歯が必要な感じです。

歯が5本以下になってしまうと、うどんやバナナなどの柔らかいものを好むと好まざるにかかわらず、選べる食べ物が限られてしまいます。食べられる物が減ると、バランスのとれた食事がとれず、身体のために十分な栄養を摂ることも出来ません。

健康のためにも、自分の歯を大切にして、いつまでも美味しく食事をとりたいですね。

そして、むし歯などのお口のトラブルのせいでせっかくの秋の味覚が美味しく味わえない・・・。ということが無いように、痛くなる前にお口の中の健康をチェックしにご来院くださいね。

9月は2週続けて3連休があり、行楽に出かける方も多いと思いますが、安全に気を付けてお過ごしください!

10月の学会出席のため、9月の連休の行楽を
子供たちに我慢してもらう悪い父親の院長

父の日

こんにちは!

GWがあってお休みの多い5月が終わると、一年の中で唯一休日のない6月です。院長は小学生の頃から、「何故、6月に休みがないのだ?つまらん!」とほざいておりました。病院がスタートして数年後、職員に「6月は休みがないから、つまんない。」と言ったら、「先生、そんなに休みたいのですか?」笑われてしまいました。山の日が祝日になった年には、「(山の日の制定に尽力した方々、ごめんなさい) 山の日なんてくだらない。6月に休みをつくればいいのに!」言っていたら、職員から「また言ってる」と大笑いされてしまいました。

ところで、6月にも大事なイベントがあるのを忘れてはいませんか?
そう、それは…「父の日」!!

5月の母の日と比べるとどうしても影の薄い父の日ですが、大切なお父さんに、日頃なかなか言えない感謝の気持ちを伝える良い機会ですよね。と父親でもある院長は強く思います。

平成28年の厚生労働省の国民健康・栄養調査で「歯科検診受診の状況」という調査が行われました。

平成 28 年 国民健康・栄養調査結果の概要

どの年代でも女性よりも男性の受診率が低く特に子育て世代の30代・40代での男女差が目立ちますね。70代以降になるとようやく男女差が狭まってきますが、全世代で女性よりも男性の受診率の方が低いことが分かります。

むし歯や歯周病などを早期発見・治療をすれば将来のお口の健康に良い影響があります。口腔内の健康は体全体の健康にも影響をおよぼします。むし歯や歯周病は放っておいても自然に治癒することはありませんので、歯科検診を受け、しっかり治療をすることはとても大切なことなんですよ。


なかなか歯科検診を受けるとことに重い腰を上げないお父さん。
今年は家族から歯科検診を勧めてみてはいかがでしょうか。
むし歯や歯周病などの検査だけでなく、歯石などの歯の汚れも取りますのでお口サッパリ、気になる口臭もスッキリしますよ!

今年は10連休?

こんにちは。

今年の4月は三寒四温の札幌、気温の変化が激しく大変でした。

4月下旬に雪(みぞれでしたが)模様になるのは、北海道にきて30数年、初めてのように思います。

 

5月1日にはいよいよ「平成」が終わりを告げ、「令和」になります。

来たる時代がどんな時代になるか、楽しみですね。

また、個人的には、天皇退位の儀がどのように行われるか、興味のあるところです。天皇退位の儀が最後に行われたのは、記憶が正しければ江戸時代の強制退位だったかと。その時の事を見聞きしている人は、現在生存していないので、古文書を読み解く人の個人的感覚の行事になるのです。

つまり、言葉は悪いですが、「インチキ儀式」という事ですかな。

それでも、健康な歯が輝くニコニコスマイルでいっぱいになる時代になることを願っています。

 

 

そして、今年のゴールデンウィークは10連休?

…長いですね…。日本人は休みの取り方が下手なので、ある意味、「苦行」かもしれません。

 

さて、みなさんは10連休、うれしい派ですか?うれしくない派ですか?

きっとその立場によって違いますよね。

学校が休みになるお子さん方はうれしいでしょうし、三食のゴハン作りが大変で…と嘆く方、旅行に行く方、サービス業などでひたすら仕事三昧の方、逆にひたすらのんびりする方…。色々な過ごし方がありますね。満足のいく休みをすごされる事をお祈り申し上げます。

 

 

お休みが続くと心配なのは、食事のリズムが崩れ、ダラダラと食べ続けてしまったり、歯みがきがおろそかになること。「楽しかったお休みが終わったら歯が痛い…」なんていうことのないようにしてくださいね。特に寝る前の歯みがきは忘れずにしっかり行うようにしましょう。むし歯になりやすいお子様は保護者の方がしっかり管理してあげてくださいね!

 

 

ゴールデンウィークが終われば新年度もいよいよ本格的に始動開始です。

当院もスタッフ一同、身を引き締めて診療にあたりたいと思います!

 

                  ゲーム三昧の休暇を希望する 院長 細野

4月の医院からのお知らせ

4月の診療スケジュール

4月28日(日)~5月6日(月)
国事行為のため、国家の方針に従い、休診します。長期の休みは心配もあるのですが、個別の救急対応はいつも通り、「秘密の連絡手段」で受診可能なので、ご心配なく!

医院からのお知らせ

種々の勉強会に出席しますが、日曜開催で診療日には影響はでない模様です。

春の体調不良にご注意を!

こんにちは、院長の細野です。
3月前半の暖かさが嘘のように、雪は降るわ、気温は下がるわ、自然現象には予想がつかない札幌の今日この頃。
 本州では桜の開花も始まっていますが、こちらではいつになるやら?

桜と言えば、お花見。日本人が宴としてお花見をするようになったのは奈良時代にまでさかのぼるそうです。その頃はまだ貴族たちの中でだけで行われていたようですが、一般庶民にまで広まったのは江戸時代。放火や窃盗などが多く、治安があまり良くなかった江戸の各所に8代将軍 徳川吉宗が桜を植えて、お花見という娯楽で庶民の憂さ晴らしをさせたそうですよ。

今も昔もお花見でリフレッシュ!というところはあまり変わらないのですね。

春は寒さも和らぎ気持ちがいい季節ですが、身体の不調を感じやすい季節でもあります。気温の上下が激しいため、身体に負担がかかって免疫力が下がりやすく、急性の歯周病や北国特有の知覚過敏症になってしまうことがあります。また、花粉症による鼻詰まりで口呼吸になったり、薬の影響でお口の中が乾燥すると、乾燥を好むお口の中の菌が増殖し、これも歯周病やむし歯の原因となります。

しっかり食べて良い睡眠をとってしっかり休息。
新年度の環境変化も踏まえ、心も身体も負担がかかりやすいこの季節を元気に乗り切りましょう!

                  プレッシャーに鈍感な院長 細野