歯周病治療とインフルエンザの予防

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こんにちは。院長の細野です。

いよいよ寒さも本格的になりましたが、みなさんいかがお過ごしですか?
今年は例年よりも早くインフルエンザの流行が始まったようですね。予防接種を早く受けなくちゃ…と焦っている方も多いのではないでしょうか。手洗いうがいも大切ですね!

インフルエンザの予防策として、歯周病治療(もちろんブラッシング指導ではない)を施すという論文がでてきました。

大学病院の入院患者や介護施設の入院患者さんに週1回の歯周病治療を行うことでその年のインフルエンザの罹患率が大幅に減少したという事が報告されています。お口の中、特に歯ぐき(口腔粘膜)に刺激を与えて細菌やウイルスに対する免疫力を上げて耐性させると理にかなった考え方です。

胡散臭い民間療法よりもずっと効果の期待できる方法なので、お試しの価値はあるかと思われます。が、この時期の札幌では通院中の寒さで逆に、風邪をひいては本末転倒なので、ご注意ください。

もちろん色々と対策をしていても、インフルエンザや風邪にかかってしまうことはありますよね。そんな時は周りにうつさないことが大切です。
「コンコン…」と咳が出始めた時に大切な、「咳エチケット」について記載しておきます。参考になさってくださいね。

(以下、厚生労働省HPより引用)
【咳エチケット】
◇咳・くしゃみが出るときは、他の人にうつさないためにマスクを着用する。マスクを持っていない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1m以上離れる。
◇鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐゴミ箱に捨て、手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗う。
◇咳をしている人にマスクの着用をお願いする。

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