短い秋も始まり、吹く風が少しずつ冷たくなってきた札幌の今日この頃。
台風に始まり、地震、また台風と自然災害のオンパレード。大なり、小なり皆さん被害を被っていませんか?
冷たい風が歯にしみだす季節がせまってまいりました。
「むし歯かな」
そう思って来院される方がよくいらっしゃいますが、実はそうではないことも多いのです。
みなさん「知覚過敏」という言葉を一度は聞いたことがありますよね?
- 一時的にしみる
- 冷たい(熱い)ものがしみる
- 甘いもの・すっぱいものでしみる
- 歯磨きで歯ブラシをあてた時にしみる
- 歯ぎしりや食いしばりをしてしまう
- 鏡で見ると、歯の根元がえぐれている
上にあげた項目がひとつでもあてはまるようでしたら「知覚過敏」の可能性があります。
加齢などで歯茎が下がるなどして、歯の表面を痛みや刺激から守ってくれる「エナメル質」で覆われていない歯の根元(象牙質)がむき出しになることがあります。そこに風や歯ブラシがあたったりしてしみるのです。
このような状態を知覚過敏といいます。
歯ぎしりで歯が摩耗したり、炭酸飲料やすっぱいものを頻繁にダラダラと摂取するなどしてエナメル質が溶け、象牙質が露出してしまうこともあります。
また、歯科で歯石取りやむし歯の治療をした時やその後に歯がしみる時があります。それも露出した象牙質が治療の際に刺激を受けて反応しているのです。
※だからといって治療の中断は逆効果ですので、最後まで必ず受診してくださいね!
「歯がしみるな…」そう感じた時はまずは歯科へご相談ください。
なぜ痛みが出るのか?
その正しい原因を探り、早めの対応で痛みや歯のダメージが少しでも少なくすむようにしましょう!
11月後半の雪虫が飛ぶ時期の知覚過敏の患者さんが心配な院長、細野