歯周病のメカニズム②(歯周炎と歯肉炎)

最終的に歯が抜けてしまいます

歯周病菌 歯は図のように
「歯槽骨(しそうこつ)」とよばれる
骨に支えられており、その周りを
やわらかい「歯肉」がおおっています。

歯肉炎(しにくえん)とは?

歯肉炎 歯石ができると細菌がどんどん繁殖しますが、やがて細菌は毒素を出して歯肉を侵しはじめます。すると、歯肉が炎症をおこし、赤くなったり腫れぼったくなったりします。これが「歯肉炎」です。

「歯肉炎」は歯周病の初期段階にあらわれる症状ですが、自覚症状が少ない場合が多く、気付かずに放置しておくと、やがて「歯周炎(ししゅうえん)」へと進行していきます。

歯周炎(ししゅうえん)とは?

歯周炎 歯肉が炎症をおこすと、歯から歯肉がはがれていき、その中にさらに細菌が入り込んで、歯の根の方へとどんどん進行していきます。

そして、やがては歯を支える骨である「歯槽骨(しそうこつ)」まで到達し、これを溶かしはじめます。
これが「歯周炎」です。歯周炎が進行していくと、最終的に歯が抜け落ちてしまいます。


歯周病菌